仏さま詳細 №1~№10

仏さま各々の詳細説明です

どの仏さまがどのようなお働きを持っていらっしゃるかがわかる事で、今、必要としている仏さまがどの仏様であるのかが明らかとなります

1. 金剛界大日如来

(こんごうかいだいにちにょらい)

...あらゆる願いを叶える 智慧の神


〈以下、仏像ワールドさまより転載〉

大日如来...すべての生き物の根本となる仏

■大日如来(だいにちにょらい)とは?

  大日とは「大いなる日輪」という意味です。太陽を司る毘盧舎那如来がさらに進化した仏です。密教では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものを指しま す。また、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられています。

  大日如来には悟りを得る為に必要な智慧を象徴する金剛界大日如来と、無限の慈悲の広がりを象徴する胎蔵界大日如来という2つの異なる捉え方があります。金 剛とはダイヤモンドのことを指し、智慧がとても堅く絶対に傷がつくことがないことを意味しています。

また、胎蔵とは母親の母胎のようにすべての森羅万象が 大日如来の中に包み込まれている様を意味しています。この2つが揃って大日如来を本尊とする密教の世界観が出来上がるのです。

■ご利益

 現世安穏、所願成就。また、未・申年生まれ守り本尊です。

■大日如来(だいにちにょらい)の像容

 本来、如来は出家後の釈迦の姿をモデルとしているため装飾品は身に付けていませんが、大日如来だけは別格で豪華な装飾品や宝冠を付けています。また、螺髪(らほつ)ではなく、髪を結い上げています。

金剛界、胎蔵界の姿でそれぞれ印の形が違います。金剛界の大日如来は、左手の人差し指を立て、その人差し指を右手で包みこむ智拳印の印相をしています。一方、胎蔵界の大日如来は、腹の前で両手の全指を伸ばして組み合わせる定印です。

■有名寺院と像

  • 奈良県:円成寺

■大日如来(だいにちにょらい)の真言

金剛界:オン バサラダトバン

胎蔵界:オン バサラダトバン

2. 伎芸天(ぎげいてん)

...芸術や技術、仕事の向上


〈以下、仏像ワールドさまより転載〉

伎芸天...諸芸上達を成就させる舞姫。

容姿端麗で伎芸の才に優れた天女

■伎芸天(ぎげいてん)とは?

 インド神話のシヴァ神が楽器を奏でていたとき、その髪際から生まれたといわれている天女です。容姿端麗で舞踏・器楽を奏でることに優れており、速やかに芸を上達させるということで多くの「芸」に従事するもの、またその上達を願うものから篤く信仰されました。

■ご利益

 技芸修達、芸道守護、福徳円満のご利益があるとされています。

■伎芸天(ぎげいてん)の像容

 姿は天女形で、左手には天花をかかげ右手で裾をつまんでいます。

■有名寺院と像

  • 奈良県:秋篠寺

■伎芸天(ぎげいてん)の真言

ノウボウ・マケイジンバラヤ ウシマ・ボウシキャヤ・ソワカ

3. 薬師如来(やくしにょらい)

...健康運 病気平癒 マイナスエネルギー浄化


〈以下、仏像ワールドさまより転載〉

薬師如来...病気に苦しむ人々を助ける仏

■薬師如来(やくしにょらい)とは?

 東方浄瑠璃世界の教主で、正式名を薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)といいます。

 病気を治して衣食住を満たすという「十二の大願」を立て、生きている間に願いを叶えてくれます。阿弥陀如来のように死んだ後にやすらぎを与えるのではなく、現世にやすらぎを与えてくれるのが特徴です。昔の作例はとくに病気平癒を願ったものが多いですよ。

 日光菩薩と月光菩薩を脇侍として三尊として並ぶことが多いです。さらに、7体の薬師如来で息災・増益を祈願する修法の本尊である七仏薬師というものも存在します。また、眷属として十二神将を従えています。

■ご利益

 病気治癒(特に目病)、健康長寿、災難除去、安産祈願、現世利益

■薬師如来(やくしにょらい)の像容

 薬壺(やっこ)を左手に持っており、右手の薬指を前に出しています。他の装飾品等は持ちません。ただし、奈良時代までの造形は薬壺を持たない場合が多く釈迦如来と区別がつきにくいです。

■有名寺院と像
  • 奈良県:薬師寺
  • 奈良県:法隆寺
  • 京都府:醍醐寺

■薬師如来(やくしにょらい)の真言

 オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ

5. 仏眼仏母(ぶつげんぶつも)

...仕事場での結束や人間関係の改善


〈以下、ウィキペディアより引用〉

仏眼仏母 (梵: बुद्धलोचना [buddhalocanā] ) ...仏教、特に密教で崇められる仏の一尊。

真理を見つめる眼を神格化したもの

■仏眼仏母(ぶつげんぶつも)とは?

人は真理を見つめて世の理を悟り、仏即ち「目覚めた者」となる。これを「真理を見つめる眼が仏を産む」更に「人に真理を見せて仏として生まれ変わらせる宇宙の神性」という様に擬人化して考え、仏母即ち「仏の母」としての仏眼信仰に発展した。

また『大日経疏』では、「諸々の仏が人々を観察し、彼らを救うために最も相応しい姿を表す」という大乗仏教の下化衆生思想に基づく解釈も行われている。

密教においては「目を開いて仏として生まれ変わらせる」その役割から、仏像の開眼儀式でその真言が唱えられる。

ま た、仏眼仏母は胎蔵界大日如来が金剛界月輪三昧という深い瞑想の境地に至った姿ととも解釈され、一字金輪仏頂とは表裏一体の関係にあるとされる。例えば、 一字金輪仏頂がその輪宝で悪神を折伏するとすれば、仏眼仏母は悪神を※摂受(しょうじゅ)によって教え導くという。 そのため仏眼仏母の曼荼羅には必ず一字金輪仏頂も描かれ、一字金輪仏頂曼荼羅にも必ず仏眼仏母が描かれる。

※摂受(しょうじゅ)...折伏に対する反対語。正しくは摂引容受(しょういんようじゅ)といい、その略語である。心を寛大にして相手やその間違いを即座に否定せず反発せず受け入れ、穏やかに説得することをいう

■仏眼仏母(ぶつげんぶつも)の像容

日本では一般に装身具を身に着けた菩薩形で、喜悦微笑して法界定印の印相をとる姿に表される。

■有名寺院と像

  • 京都府:高山寺

■仏眼仏母(ぶつげんぶつも)の真言

 大呪...ノウボウ・バギャバト・ウシュニシャ・オンロロ・ソボロ・ジンバラ・チシュタ・シッタロシヤネ・サラバ・アラタ・サダニエイ・ソワカ

小呪...オン・ボダロ・シャニ・ソワカ

7.阿弥陀如来(あみだにょらい)

...悩み苦しみの解決 罪や因縁からの解放


〈以下、仏像様ワールドより転載〉

阿弥陀如来...命あるものすべてを救うべく誓いを立て、極楽浄土に導く

■阿弥陀如来(あみだにょらい)とは?
 無限の寿命を持つことから無量寿如来ともいいます。限りない光(智慧)と限りない命を持って人々を救い続けるとされており、西方極楽浄土の教主です。四十八願(しじゅうはちがん)という誓いを立て、その中には「南無阿弥陀仏」と唱えたあらゆる人々を必ず極楽浄土へ導くとあり、広く民衆から信仰されました。ちなみに他力本願も四十八願の誓いから来ており、本来は阿弥陀様にすがって極楽に行こうという意味です。

阿弥陀三尊像(兵庫・浄土寺)
阿弥陀三尊像(兵庫・浄土寺)

 阿弥陀三尊として聖観音と勢至菩薩と並ぶ姿が多いです。さらに二十五菩薩を従え、雲に乗って往生者を迎えにやってくるといわれています。そのほか来迎の様子をあらわす場合もあります。

■ご利益
 極楽往生、現世安穏のご利益があります。また、戌・亥年生まれ守り本尊です。

■阿弥陀如来(あみだにょらい)の像容
 釈迦如来と同じく装飾品は一切ないです。来迎印という印は、極楽浄土に迎えに来たことを意味していますよ。この印相は施無畏・与願印に似ていますが、第1指ともう1本の指をねじるのが特徴です。
 特殊な例としては、宝冠阿弥陀像、裸形阿弥陀像、斜めうしろを振り返る姿をしている見返り阿弥陀などがあります。

■有名寺院と像
   神奈川県:高徳院
   京都府:浄瑠璃寺
   京都府:平等院

■阿弥陀如来(あみだにょらい)の真言
 オン・アミリタ・テイ・ゼイ・カラ・ウン

10. 釈迦如来(しゃかにょらい)

...迷いからの救い 悲観的感情の浄化


〈以下、仏像ワールドさまより転載〉

釈迦如来...仏教の開祖、釈迦を仏として敬う呼び名

■釈迦如来(しゃかにょらい)とは?

 仏教の開祖です。古代インドの小国、釈迦族の王子で本名はゴータマ=シッダールタです。妻や子供もいた実在の人物で、釈迦如来とはその釈迦が悟りを得た姿をあらしています。

  釈迦は、母である摩耶夫人の右わきから生まれたといわれています。生まれたばかりのとき、7歩歩いたあと天地を指さし「天上天下唯我独尊(てんじょうてん げゆいがどくそん)」と言ったそうですよ。このときの姿をあらわしたものが、誕生釈迦仏と呼ばれています。この世で1番尊いのは自分であるという意味に誤 解されがちですが、ひとりひとりが尊い命で聖なる使命を持ってこの世に生まれてきたという意味です。29歳で出家し、35歳で悟りを開き真理に目覚めてか らは、仏陀(ぶっだ)・釈迦牟尼世尊(しゃかむにせそん)・釈尊(しゃくそん)、如来などと呼ばれるようになりました。この頃は人々に説法を説いていたそ うです。その後、釈迦は沙羅双樹の下で80歳で入滅(死去)したと伝えられています。

 十大弟子を眷属として従えています。十大弟子とは、仏法を守護する天龍八部衆、釈迦の主要な弟子達です。また釈迦三尊として文殊菩薩と普賢菩薩と並ぶ姿が多いです。さらに阿難(あなん)・迦葉(かしょう)の2尊者を加えた五尊像や、天竜八部衆を加えた群像もあります。

■釈迦如来(しゃかにょらい)の像容

 特徴は髪形螺髪(らほつ)と呼ばれる小さくカールした髪の毛です。装飾品は一切身に付けていません。釈迦が説法を説いている姿が一般的です。ほかには、誕生像、苦行象、降魔像、涅槃像 があります。

■有名寺院と像

  • 奈良県:法隆寺
  • 奈良県:東大寺

■釈迦如来(しゃかにょらい)の真言

 ナウマク・サマンダ・ボダナン・バク

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